第二部:第6話

ようやく準備は整った

現会長:奥地誠が社長に就任してから力を入れてきた人財育成。それは、来たるべき未来のためにしっかりと体力をつけ、無駄なものを削ぎ落として筋肉質にし、クレバーにこれからを戦える企業にするためでした。そのしっかりした準備をしながら、誰からも認められているという証を次々に獲得していったのです。それがISOなのです。企業研究をしていると、ISOの認証を受けている企業をたくさん目にしてきたと思いますが、そもそもISOって何なのかというと、各国がバラバラに設定していた基準を世界基準として統一することで、煩雑化していた認証取得をシンプルにしたものです。つまり、ISOの認証取得は、世界に認められたものだということなのです。でもその取得はとても厳格な基準があって、時間もコストもパワーも半端なくかかってしまいます。けれど、それでも奥地建産が取得しようとするのは、何人からも認められる企業が、何人からも認められる製品をつくり、サービスを提供していきたいからなのです。それに、いつ何時、世界に向けた事業をスタートさせるかわかりません。ISOは世界的信頼を得られると同時に、来るべきときの備えにもなるものなのです。実は、2000年以降に取得したISOは4つ。中には、日本の製造業で初という認証取得もあるほど(ヒストリー的には、もうちょっと先のことなのですけど)。ま、そんな信頼を武器に、奥地建産はこれからどんどん新しい領域の事業チャレンジに入っていくことになります。次回、第三部は、未来についての章へと入ります。
乞うご期待!

OKUJI HISTORY

2002年 ISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得
2004年 ISO14001(環境マネジメントシステム)を認証取得