最終章:第10話

これからを任せていくために

これからを任せていきます

かつて日本が世界を震撼させてきたモノづくりは、血と汗と涙の結晶だったと思うのです。戦争に負け、何とか生きていこうと立ち上がり、自分たちの幸せを取り戻そうと、必死になって働いてきた結果が、高度経済成長だったと思います。成長してしまうと、ビジネスも巧みになっていって、効率を求めるようになっていきました。結果、組織を細かくセクション化して、分業分業そしてまた分業。結果は、担当領域以外の知識がないという状態になってしまっています。そんなこと言いながら、奥地建産も同じ状態です。だから、元に戻してこうと思っているのです。ある新製品をつくるために、企画の段階から、設計は難しいでしょうが、その製品がきちっと流通していくまでの流れを最初から最後までやり遂げられる、そんな仕事のスタイルに原点回帰していこうと思っています。どんな製品が求められているのかそれを考える力、どう作るのかというその方法を考える力。それをどう売っていくのかということを考える力、そのすべてを1人の人が経験できる環境をつくっていこうと思います。プロダクトアウトって、そういうものじゃないでしょうか?わかりやすくクルマに例えるなら、サスペンションだけでなく、エンジンから内装からボディのデザインから乗り心地から燃費に至るまで、1人がすべてを経験するようなものです。クルマほど細分化している製品はつくらないとは思いますが、奥地建産でのモノづくりならば、すべてを経験することは難しいことではありません。商品企画、製造技術、品質保証、販売戦略…そんなすべてを任せられる人に、これからの奥地建産を任せていきます。これからどんな製品を世界に発信して、どんな企業になっていくのでしょうね。実に楽しみです。
終わり

OKUJI HISTORY

20XX年 あなたが何かを成し遂げる